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5.192025
ラッピングで人気の水引「うめ結び」の作り方
和風にラッピングをするときに人気の水引飾り、 「うめ結び」の作り方と使い方です。 箱をラッピングする時に、無地の掛け紙にこの「うめ結び」を添えるだけで、ワンランクアップしたイメージになります。 最近とても人気のある水引飾りを自分で作ってみましょう。 水引は100円ショップなどでも手に入るようになりました。 ぜひあなたの好きな色合いで、ここくる先生と作ってみてください。
うめ結びの魅力
うめ結びは、その美しさと優雅さで多くの人々を魅了する水引飾りです。梅の花を模した5つの花びらが特徴的で、ラッピングやアクセサリー、さらには様々な雑貨にも活用できる人気の高い結び方です。
この結びは、単なる装飾以上の意味を持っています。梅の花は日本文化において、春の訪れや希望、そして強さの象徴とされています。そのため、うめ結びを使用することで、贈り物に特別な意味を込めることができるのです。
必要な材料の準備
うめ結びを作るために、以下の材料を準備しましょう:
- 90cmの水引(赤色)2本
- はさみ
水引の長さと本数は、完成品の大きさや用途によって調整可能です。初心者の方は、まず1本の水引で練習し、慣れてきたら3本使用する方法に挑戦してみましょう。

淡路結びの復習
うめ結びは、淡路結びを基本としています。まずは淡路結びをマスターすることが重要です。淡路結びは、3つの輪を作ることから始まります。
淡路結びの手順:
- 水引を中央で折り、両端を揃える
- 左側の水引を右に回し、輪を作る
- 右側の水引を左に回し、2つ目の輪を作る
- 残りの水引で3つ目の輪を作る
この基本の形ができたら、うめ結びへと発展させていきます。淡路結びの形をしっかりと覚えておくことが、美しいうめ結びを作るコツです。

梅の花びらを作る
うめ結びの特徴である5つの花びらを作っていきます。以下の手順で進めましょう:
- 淡路結びを天地逆さにする
- 右側の水引を3つの輪の中心(ひし形の部分)に前から後ろに通す
- 同じ大きさになるよう調整し、4つ目の花びらを形成
- 左側の水引を4つ目の花びらの中に前から後ろに通す
- 5つ目の花びらも同じ大きさに調整
各花びらの大きさを均等に保つことが、美しいうめ結びを作るポイントです。慣れないうちは、ゆっくりと丁寧に作業を進めましょう。

3本の水引での結び方
より豪華で安定したうめ結びを作るには、3本の水引を使用します。手順は基本的に1本の場合と同じですが、以下の点に注意しましょう:
- 3本の水引を揃えて淡路結びを作る
- 花びらを作る際、3本まとめて動かす
- 中心のひし形がより明確になるため、そこを目安に水引を通す
3本使用することで、結びがより立体的になり、存在感が増します。また、色の組み合わせによって、さらに華やかな印象を演出することができます。

結び目の安定化
美しいうめ結びを長く保つためには、結び目の安定化が重要です。以下の方法を試してみましょう:
- ワイヤーで固定する
- 接着剤で留める
- 輪の大きさを調整して締める
特に、輪の大きさを調整する方法は効果的です。1つ目の輪から順番に少しずつ小さく引っ張り、4つ目の花びらでしっかりと締めることで、結び目が安定します。
最後に、余分な水引をカットして整えます。花びらからはみ出さないよう、慎重にカットしましょう。これで、美しく安定したうめ結びの完成です。

うめ結びは、練習を重ねることで上達します。色々な色の組み合わせや大きさを試して、自分だけのオリジナルうめ結びを作ってみてください。ラッピングやアクセサリー作りなど、様々な用途で活用できる素敵な技術です。
完成したうめ結びの紹介
さて、これで美しいうめ結びが完成しました。5つの花びらが均等に広がり、梅の花を見事に表現しています。1本の水引で作ると少し不安定に感じるかもしれませんが、3本使用することでより立体的で安定感のある結びになります。

完成したうめ結びは、そのままでも十分美しいですが、さらに安定させたい場合はいくつかの方法があります:
- ワイヤーで固定する
- 接着剤で留める
- 輪の大きさを調整して締める
特に輪の大きさを調整する方法は効果的です。1つ目の輪から順番に少しずつ小さく引っ張り、4つ目の花びらでしっかりと締めることで、結び目が安定します。
ラッピングの準備
次に、このうめ結びをラッピングに活用していきましょう。今回は、梅柄の可愛い和紙で包んだ箱を用意しました。掛け紙には印刷可能な和紙を使用します。
うめ結びの配置は重要です。5つの花びらのうち、一番上に突き出ている部分を上にして配置します。この上の部分と、その横にある2つの花びらを使ってラッピングに取り付けていきます。
ラッピングの実践
うめ結びをラッピングに取り付ける手順は以下の通りです:
- 右側の花びらの中にある隙間に、前から後ろに水引を通します。
- 反対側の花びらの隙間に、今度は後ろから前に水引を通します。
- 水引を均等に引っ張り、うめ結びを固定します。

次に、掛け紙に両面テープを貼り、箱の好みの位置に配置します。中心を合わせて丁寧に貼り付けていきましょう。
最後に、うめ結びを中心に配置し、後ろでしっかりと結びます。結び終わったら、両端を少し上に引っ張ると、水引が上向きになり、より美しい仕上がりになります。

春を意識したデザイン
今回のラッピングでは、春を意識してピンクや緑といった色を使用しました。しかし、赤一色で結んだうめ結びも非常に美しく、和風の雰囲気を醸し出します。
季節や目的に合わせて、様々な色の水引を試してみてください。例えば:
- 春:淡いピンクや黄緑
- 夏:涼しげな青や水色
- 秋:深い赤や茶色
- 冬:白や金、銀
色の組み合わせを変えることで、一年中楽しめるラッピングデザインを作ることができます。