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紙取りがよく分かる「たて長箱の包み方」

紙取りが難しそうなお酒やウィスキーなどの「たて長の箱」を包むときに役立つレッスン動画です。この動画で紙取りも、包み方もマスターしましょう!

用意するもの

  • 包装紙 小巻ロール/重ね刷り紙(木目)
  • カッターナイフ、はさみ
  • 両面テープ(必要に応じて幅の広いものと細いもの)
  • 定規(長さの計測用)
  • リボン(今回はウェーブ状のデコローレなど)
  • 飾り(小さなフィギュアなど、好みに応じて)
木目の包装紙の上でカッターナイフを手に持つ準備をする様子(カッターナイフ・はさみの表示あり)

最初に決める紙取り

包む前に包装紙の「紙取り」を決めます。たて長箱は高さと周囲長さのバランスが仕上がりに直結します。基本の目安は次の通りです。

  • 周囲の長さに対して余裕を持たせる(ここでは+3~4センチを重ね部分に取ります)
  • 箱の上部の余白は1.5〜2センチ程度確保します
  • 紙が柔らかい場合は、貼り付ける位置を微調整しやすいように両面テープを使います
包装紙の上で指先が折り目の位置を示している。画面下に「横:箱を一周+3〜4cm 印をつけて折ります」のテロップ

切り出しと下準備の手順

  1. 包装紙を広げ、箱の周囲を測って長さを切り出します。先述の通り周囲長+3~4cmを目安にします。これは重ね代(しろ)や仕上げのための余裕を確保するためです。
  2. 箱の高さに合わせて側面用の紙の高さを決めます。上端に1.5〜2cmの余白を取ると扱いやすくなります。
  3. 右側端は約1cm程度トリム(削ぎ落とす)しておくと、紙を回しやすくて仕上がりが自然になります。
  4. 箱の表面にまず両面テープを貼ります。紙が柔らかい場合はしっかりと固定しておくと巻きやすいです。
包装紙の上に横向きに置かれたたて長箱と紙取りの様子、手元が見える

包みの基本手順

ここからは実際に包んでいきます。ポイントは「中心を合わせる」ことと、「強く引きすぎない」ことです。

  1. 両面テープを貼った箱に包装紙を当て、まず仮留めの感覚で位置を確認します。紙の中心が箱の中心に来るように調整します。
  2. センターを決めたら、上からゆっくりと紙を下ろしていき、手でラインを整えながら貼り付けます。貼るときは指の腹や爪先でしっかり押さえ、余分な空気を抜きます。
  3. 側面の重なりは中央で美しく合うように調節。軽く仮止めしてから、最終的にきつすぎない程度に固定します。きつく引っ張りすぎると紙目や模様が歪むので注意しましょう。
  4. 柔らかい紙を使っている場合は、重なり部分や折り目部分に追加で両面テープを貼ると仕上がりがきれいになります。
  5. 箱の上下の処理は、紙の余白を折り込んでから中心に向かって整えます。ここも「中心合わせ」を意識すると完成度が上がります。
箱の上から包装紙を下ろして指先で折り目のラインを整えている手元のクローズアップ。

センターが命です。中心をちゃんと合わせてから下ろし、指でしっかりラインを整えることが肝要です。

角の折り方と仕上げのコツ

角(かど)の処理は贈り物の印象を左右します。以下の点を守るだけで格段に美しくなります。

  • 折り目をつけすぎない:折り目を何度もつけると紙が傷みます。最初にきっちり決めて一回で仕上げるつもりでつけましょう。
  • 指で丁寧に押さえる:手の平ではなく指先でラインを引いていくとシャープな折りができます。
  • 重なりの位置を微調整:中心線がずれていると全体の印象が崩れますので最終チェックは必ずしましょう。
  • 柔らかい紙には追加のテープ:紙が柔らかければ角や端に軽く両面テープを貼ることで安定感が増します。
包装紙の角を三角形に折り、指で重なりを整えているクローズアップ写真。

リボンと飾りのアレンジ

最後にリボンや飾りをつけて完成です。今回は波形のウェーブリボンを使いましたが、リボンを選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。

  • リボンの幅と紙の柄のバランス:木目が大きめの紙にはやや太めのリボンが合います。細いリボンだと埋もれてしまいますのでせっかくの装飾効果が得られません。
  • リボンの貼り方:裏にシールのついたタイプや、両面テープで固定できるタイプが作業しやすいです。
  • 飾りは引き立て役:小さなフィギュアや水引を添えると和の雰囲気や季節感が出ます。
木目のたて長箱にブラウンとゴールドのリボンを飾った完成イメージ。画面下に「お好みでリボンやシールを貼りましょう」のテロップ。

木目の向きや模様を利用した応用アイデア

木目や和紙の模様は単なる装飾ではなく、デザインの核になります。向きを変えるだけで印象がガラリと変わります。

  • 縦木目で包む:すっきりとした縦長の印象に。スリムな箱に向いています。
  • 横木目で包む:安定感が出て落ち着いた雰囲気に。贈り物に安心感を与えたいときにおすすめです。
  • 木目を円のように見立てる:天地(上と下)を意識して、年輪のような模様を揃えると特別感が出ます。敬老の日など節目の贈り物に良い演出です。

季節や贈る相手に合わせて、木目や模様の方向を変えてみてください。ちょっとした工夫で、同じ包装紙でも全く違う表情に仕上がります。

木目の向きが異なる二つの縦長の箱を並べて比較している場面。右の箱にリボンと飾りが見える。

よくある失敗とその対処法

  1. 紙が斜めに貼れてしまう:貼る前に箱の中心を必ず確認。定規で計測して目印をつけると確実です。
  2. 角がふくらむ、シワが寄る:引っ張りすぎている可能性が高い。軽くテンションをかける程度にして、指で空気を逃がしながら貼りましょう。
  3. 模様がずれる:包装紙の模様を基準に中心を合わせる。模様の連続性を意識して貼り付けると失敗が少ないです。
  4. 柔らかい紙で破れやすい:折り返し部や端に薄い補強の両面テープを使うと破れを防げます。

まとめ

たて長箱の包み方は、寸法決めと中心合わせ、紙の性質に応じたテープ使いがポイントです。柔らかい和紙を選んだら、余白と仮止めを工夫し、最後にリボンや飾りで個性を出して完成です。木目の向きや年輪を意識した選び方で、季節感や贈る相手への思いを表現できます。

少しの練習とちょっとした道具の工夫で、あなたも美しい包みを作れます。まずは一度、ここで紹介した手順を試してみてください。箱の形に合わせた紙取りを身につければ、どんなたて長の箱でも自信を持って包めるようになります。

木目の包装紙で包まれたたて長の箱の正面がはっきり見え、上部に波形リボンが付いた完成品。手が箱の下部を支えている。

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