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底折りや位置決めがわかる!平紙で包むボトルラッピング

「ワイン(日本酒)のボトルを包みたいけれどちょっと不安」 そんなときに役立つレッスンです。 お酒・ジュースなどのギフト包装に困っている方、特に父の日や誕生日のギフトに最適です。 平紙でボトルを包もうとすると、底の折り方や紙のどの位置に置いて包み始めたらよいか、 分かりにくいですね。 そんなお悩みをここくる先生がスッキリ解消してくれる、このレッスン。 ちょっとおしゃれに和紙をアクセントにする方法も、ぜひ参考にしてみてください。

用意するもの

基本的な道具はシンプルです。まずは材料をそろえましょう。

  • 包む対象:720ml(4合びん)程度のボトル
  • 紙:平判紙(和紙や薄葉紙)394×545mm程度を想定。落水紙をアクセントに使うと上品な雰囲気に。動画では「平判紙/青海波(せいかいは)白」「平判紙/麻の葉(あさのは)唐茶」を使用しています。
  • リボン:グランドコードのような太めのコードリボン(ゴールドなど)
  • 道具:はさみ、カッター、両面テープ
テーブルに並べた複数の平判紙の見本、手元、右にボトルと両面テープが見える構図

包み始める前の準備:紙の向きと配置

まず紙には裏表があります。つるつるして光沢のある面を表に、光沢が少ない面を裏にします。光沢のある面を外側にすることで色や柄がきれいに見えます。

紙を縦長に置き、テーブル面に対して約45度に傾けるのが基本の置き方です。ボトルを斜めにして置くことで、ロールしながら包みやすくなります。

位置決めのコツ

ボトルを置く位置は、紙のどの辺まで包むかで仕上がりが変わります。上の部分(口側)がはみ出さないよう、紙の端とボトルの位置を見極めてから包み始めてください。大体、口が出ないギリギリのあたりを狙うと安定します。

紙の上に斜めに置かれたボトルの位置を確認している場面、口が紙の端に出過ぎないことを示す構図

ロールして紙を合わせる手順(寄せ方の基本)

包みは「転がして巻く」イメージで進めます。最初はゆっくり、紙がボトルに馴染むようにコロコロと回していきます。ボトルが紙に当たってくる「壁面」を感じたところからさらに半回転ほど進めると、ラインが出てきて形が整いやすくなります。

紙が盛り上がってくる場所が出てきたら、その盛り上がりを指先で一点に集めるイメージで寄せます。私の場合は人差し指を使い、そこを支点にしてぐっと寄せていきます。回しながら均等に寄せると、自然なギャザーができます。

紙を一点に寄せてギャザーを作る指先のアップ。寄せ方が分かりやすい構図。

ここで覚えておきたい2つのポイント

  • 寄せるときは一点に力を入れる:ギャザーの位置を安定させることで仕上がりが美しくなります。
  • 半分まで来たら上方向に紙を持ち上げる:ボトルのラインと紙のラインを並行にすることで、後の底折りが楽になります。

合わせ目の固定:両面テープの使い方

紙を回して合わせ目が重なったら、ズレ防止のために両面テープを使って固定します。縦方向にしっかり貼り、巻きつけるようにして閉じてください。

両面テープは内側に貼るだけでなく、落水紙にはしっかり密着するので、仕上がりが安定します。

指で合わせ目を指している手元、両面テープで固定する位置がわかる

底折り(ボトムの始末)をきれいにする方法

底折りは見栄えに大きく影響します。ここを丁寧に行えば、贈り物としての印象が格段に上がります。

  1. ボトルの底周りに余った紙を集めて、紙の末端を内側に折り込みます。コの字の形を意識すると折りやすいです。
  2. 折り込む位置は少し上側に設定すると底が安定します。硬くしすぎず、しかしゆるすぎないように調整してください。
  3. 余分な部分は内側に折り込んだ後、紐やコードで軽く留めて形を整えます。

丸いボトルは形状上、コの字を作るようにしてコードでひと結びする「シングルループ」が似合います。前から後ろへ一回通すだけで、丸みを活かした仕上がりになります。

底折り後の青い包み紙で包んだボトルとテーブル上のはさみ・リボン・両面テープ

掛け紙とリボンの仕上げ

掛け紙の高さは、お好みに合わせて調整してください。たっぷり覆うスタイルもよし、ラベルを一部見せるスタイルもよし。贈る相手やシチュエーションで変えてみましょう。

リボンの長さの目安は「一周+約2センチ」です。実践的には一周分(ボトル周囲分)を確保しておき、さらに端の処理や両面テープの重なり分を見込むと安心です。

コードリボンはゴールドなどのメタリックな色を選ぶと落ち着いた和紙とも相性が良く、一気に上品に見えます。結び方はシンプルなシングルループで十分。丸形のボトルには特に合います。

安全と見栄えのチェックポイント

  • 抜けやすさに注意:底がゆるいと持ち運び時に外れてしまうことがあります。贈る際は風呂敷などで包むか、底をさらにしっかりテープで補強してください。
  • 紙の厚さを選ぶ:大きな酒瓶や重さのあるボトルは、薄すぎる紙だと破れやすいです。薄葉紙や少し厚めの和紙を使い分けてください。
  • 色の選び方:贈る相手や用途によって紙の色を選ぶと効果的。ブルーやベージュなど、落ち着いた色はどんな場面にも合わせやすいです。
テーブルの中央に立てられた完成済みの包みボトル。全体がよく見える構図。

よくある失敗とその直し方

  • 口が出てしまう:包み始めの位置が浅い可能性があります。口が出ない位置でやり直すか、紙を少し引いて位置を調整してください。
  • 底が膨らむ:寄せが不均一だと底がふくらみます。寄せるときに一点にまとめ、均等に回して形を整えましょう。
  • リボンがずれる:両面テープで掛け紙を固定してからリボンを結ぶとずれにくくなります。

バリエーションとアレンジ

同じ手順でも素材や色、リボンを変えるだけで印象は大きく変わります。いくつかのアイデアを紹介します。

  • 和風にしたいとき:麻の葉柄や落水紙をアクセントに。水引や和風の小物を添えると一気に華やかになります。
  • モダンに見せたいとき:単色の平紙+メタリックコードでシンプルに。ラベルを見せる高さにするとスタイリッシュ。
  • プレゼント感を強めたいとき:掛け紙を長めにとり、上部に大きめのリボンや飾り紐をつける。

まとめ:美しく包んで気持ちを伝える

平紙一枚でのボトルラッピングは、ちょっとした工夫と丁寧な寄せ方、底折りのコツを押さえれば、誰でも美しく仕上げられます。紙の向きや位置決め、寄せるときの一点支点、そして両面テープでの固定が成功の鍵です。

贈る相手のことを想いながら、色や素材を選んで仕上げてください。和紙や落水紙を使うことで、落ち着きのある雰囲気に仕上がります。贈る想いがきれいなラッピングを通して伝わるはずです。

順チェックリスト

  1. 紙の表裏を確認して縦長に45度で置く
  2. ボトルの位置を決め、口が出ないように配置
  3. ゆっくりと転がしながら紙を寄せ、盛り上がりを一点で支える
  4. 半分まで来たら上方向に紙を整えてラインを合わせる
  5. 両面テープで合わせ目を固定する
  6. 底折りをコの字に折り、紐で軽く固定する
  7. 掛け紙の高さを決め、リボンを結んで仕上げる

この包み方は、父の日や誕生日、ちょっとしたお礼の贈り物など、さまざまなシーンで活躍します。紙やリボンの色を変えれば、どんなシチュエーションにも合わせられます。まずは一度練習して、自分の型を見つけてみてください。

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