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これで完ぺき!ラッピング・リボン特集

はじめに

ラッピングの仕上がりを美しくする上で、リボンの結び方とタレの始末は非常に重要です。プロのテクニックを習得することで、贈り物の印象を大きく向上させることができます。

この記事では、基本的なリボンの結び方から応用テクニックまで、様々な方法をご紹介します。

基本のリボン結び

1. リボンの準備

まず、リボンを包装の後ろから前に持ってきます。左側のリボンを前に出し、クロスさせます。

リボンを前に出してクロスさせる様子

2. 最初の結び目

クロスさせたら、前に出ている方を下に通し、しっかりと結びます。この時点で、右側が上になり、左側が下になるようにします。

リボンを下に通して結ぶ様子

3. ループの作成

下側にある左のリボンを輪にし、結び目の方向に向けます。親指と人差し指でループを持ちます。

左のリボンを輪にする様子

4. リボンの通し方

右側のリボンを上から下に通します。次に、人差し指で持っているループに、右側のリボンを途中で折って通します。

右側のリボンをループに通す様子

5. 仕上げ

タレをやさしく引っ張り、ついてこない方(動かない方)同士を結び目に近い所で持ち、キュッと結びを締めます。最後にループの大きさを調整して完成です。

リボンの仕上げの様子

裏表のあるリボンの結び方

1. 基本の手順

裏表のあるリボンでも、基本的な結び方は同じです。後ろからリボンをかけ、左を前にしてクロスさせます。上に来ているリボンを後ろに通し、一度しっかり結びます。

裏表のあるリボンの基本的な結び方

2. ループの作成

左下に来ている方を輪にし、結び目の方に向けます。ここまでは通常のリボン結びと同じです。

裏表のあるリボンでループを作る様子

3. 特殊な通し方

ここからが裏表のあるリボンの特殊な結び方です。右側のリボンを上から下に下ろし、2回ループに巻きつけます。

右側のリボンをループに巻きつける様子

4. スライド技法

後ろから巻いたループを、先に巻いている穴の部分に入れスライドさせます。これにより、リボンの表面だけが見えるようになります。

リボンをスライドさせる様子

5. 仕上げ

左右の輪の後ろと後ろをしっかりと引っ張って結びます。最後にループを整え、左の垂れが輪の中に入っている時は引き出して、長さを整えたら、裏表のあるリボンの結び方の完成です。

裏表のあるリボンの仕上げの様子

タレのカット方法

基本的なカット

タレのカットは、内側から外に向けて行います。一般的に、ループとタレの長さが同じくらいになるのが最もバランスが良いとされています。

基本的なタレのカット方法

斜めカット

斜めカットには2種類あります。通常の斜めカットと逆斜めカットです。どちらもループとタレの長さを同じくらいにするのが基本ですが、好みに応じて調整してください。

斜めカットの様子

ギザギザカット

ラッピング用のピンキングバサミを使う場合は、まっすぐ平行にカットするのがおすすめです。ナチュラルなラッピングによく使われます。

ギザギザカットの様子

V字カットのテクニック

正しいV字カットの方法

V字カットをする際、多くの人はリボンを折ってカットしがちですが、これは避けるべきです。リボンに折り目がついてしまうためです。

V字カットの正しい方法

推奨されるカット方法

代わりに、下から上中心に向けてカットし、反対側も同様にカットします。これにより、きれいなV字が作れます。

V字カットの推奨される方法

V字カットの効果

この切り方は、ラッピングをゴージャスに見せたい場合や、幅広のリボン、オーガンジーリボンなどに効果的です。リボンの始末をする際に特に有効なテクニックです。

V字カットの効果的な使用例

リボンの始末方法

紙紐の始末

紙紐のようなカールしやすいリボンを使用する場合、垂れの始末方法にちょっとした工夫が必要です。

まず、リボンの端を一度結んでおきます。これにより、リボンがほどけるのを防ぎます。

紙紐の端を結ぶ様子

次に、リボンの先端を指でゆっくりと撫で伸ばします。これにより、リボンの向きを整え、好みの方向に収めることができます。

リボンを指で撫でて整える様子

ワイヤーリボンの安全な始末

ワイヤーリボンは美しい形を作れる反面、扱いに注意が必要です。

カットする際は、思っているよりも少し長めに切ります。これは後の調整のためです。

ワイヤーの先端は危険なので、後ろ側に折り曲げて隠します。受け取った人がけがをすることの無いよう、安全性が高まります。

ワイヤーリボンの端を折り曲げる様子

ワイヤーリボンの扱い方

ワイヤーリボンの特徴

ワイヤーリボンは両サイドにワイヤーが入っており、オーガンジーやサテン素材が多く使われています。通常のリボンと違い、形を自由に整えられる特徴があります。

ワイヤーリボンのカット方法

ワイヤーリボンをカットする際は、通常のリボンよりも長めに切ります。これは後で調整する余裕を持たせるためです。

安全な取り扱い

ワイヤーの露出した端は危険です。必ず後ろ側に折り曲げて、触れても安全なように処理します。

ワイヤーリボンの安全な始末方法

ロゴ入りリボンのカット

ロゴの扱い方

ロゴ入りリボンを使用する場合、ロゴを途中で切らないように注意が必要です。

ロゴとロゴの間、ちょうど中間地点でカットするのが基本です。こうすることで、店名や商品名などをきちんと伝える事ができ、ロゴの美しさを損なわずに使用できます。

ロゴ入りリボンの適切なカット位置

長さの調整方法

ロゴの位置によっては、左右の長さが異なる場合があります。その場合は以下の方法で調整します:

  1. 長い方のリボンを1回くるりと回します。
  2. 回した部分をシールで固定します。

この方法により、長さの違いを生かしたデザインに変えることができます。

ロゴ入りリボンの長さ調整方法

リボンの印象を変える技術

カットの種類による印象の変化

リボンのカット方法を変えるだけで、ラッピングの印象が大きく変わります。

  • 基本的なストレートカット:シンプルで清潔感のある印象
  • 斜めカット:やや動きのある印象
  • 逆斜めカット:全体のバランスが良く見える
  • V字カット:ゴージャスな印象を与える

リボンの素材による印象の違い

リボンの素材によっても印象が変わります:

  • サテンリボン:光沢があり、高級感を演出
  • グログランリボン:落ち着いた雰囲気で、フォーマルな印象
  • オーガンジーリボン:軽やかで華やかな印象
  • ワイヤーリボン:形を自由に整えられ、立体的な装飾が可能

リボンの幅と長さの調整

リボンの幅や長さを変えることで、ラッピング全体のバランスを調整できます。

一般的に、ループとタレの長さが同じくらいになるのが最もバランスが良いとされています。ただし、ギフトの大きさやデザインに合わせて調整することも大切です。

リボンテクニックは奥が深く、練習を重ねるほど上達します。日々の生活の中で少しずつ試してみることで、あなただけのオリジナルラッピングスタイルを見つけてくださいね。

様々なリボンテクニックを使ったラッピングの例

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